NEC Express5800 GT110bのBIOSは更新されているのか?

 NECのパソコンは魅力が無い。しかし、壊れにくさには定評がある。なぜなら周りのNEC製のパソコンは一台も根本的な部分で不具合が出ていないからだ。((例外としては、HDDを過度な使い方をしていると壊れる事はあるが…))

 NECのパソコンの魅力の無さを挙げるとすれば

  • 自作PCユーザーに配慮できていない作り(例えば、自作PCからは馴染みのない専用の電源ユニット)
  • 白っぽいPCケース。すなわち太陽光で日焼けしてしまい時間と共に魅力が半減するPCケースの事。
  • 質実剛健なデザインが逆にPCに疎いかつお金を持っているユーザーから見るとダサいと思われていることが多い(独自調査)なお、VAIOが人気である。

 パソコンに対する愚痴はそこまでだ。
 
 サーバーに関しての私の評価はまったく逆だ。自作PCユーザーに配慮されているPCケースであり、部品の選定であり、それで格安で販売しているからだ。
 私が学生時代、NEC Express5800 110Gdというサーバーが私にとっての激安鯖の元祖的存在*1であり、PC実験用に重宝していた。


 さて、そのシリーズの最新版であるNEC Express5800 GT110bだがどうにもPCとして使うには難がある。
 大体、サーバーをPCに改造するのはセカンドマシンとして使うのが前提なのだがせっかくのPCI-Express x16のポートに挿したグラフィックボードがCPU切替器を使用していると認識されないのだ。なお、GT110bの起動時にCPU切替器で画面をActiveにしている場合は認識される。


 これは面倒だ。
GT110bのこの仕様が分かったとき本当にガックリときた。失望した。


 よって、GT110b専用のディスプレイを常につけておかなければならない。15型の液晶ディスプレイが中古で5000円以内で買えるとしても、そんな出費はサーバー1台に対して行いたくは無い。電気代やスペースの問題もある。

 この解決策はナンセンスだ。


 もう、GT110bBIOSの更新を待つしかないのだ。


 ケースのデザインは横置きできなくなったがその代わりHDDが取り付けやすくなり、かつ静穏性は前代と比べるとものすごく良くなった。これは大変良い評価に値する。


 さて、もう良いだろう。私の言いたいことは次の通りだ。

GT110bBIOSで更新すべき点

  • PCI-Express x16のポートにさしたグラフィックボードが常に認識されるようにするか、否かのオプションを付ける事。
  • PWM制御が有効になっているピンが1つしかないのですべてのピンで制御できるようにする事。

GT110cで改善されるべき点

  • Non ECCメモリとECCメモリの混在が可能*2
  • デフォルトの構成でNon ECCメモリが使える事。
  • TDPの低いCPUをデフォルトの構成にする事。
  • ケースのフロントUSB端子の場所が下になったので床置きのユーザーには使いにくい。よってGT110aと同じようにUSB端子を上に持ってくる事。
  • USB端子は他のUSB機器と干渉しないように適度に離れている事が好ましい。
  • PCI-Express x16に搭載できるグラフィックボードがケースに干渉されるため限られているので改善して欲しい。(特にハイスペックグラフィックボードのような長いサイズは取り付けが出来ない事が多い)
  • ケースのサイズをMicro-ATX準拠のものとATX準拠のものどちらかを選択できるようにして欲しい。(ATXサイズのケースの場合はHDD6台搭載できるとか…)


 話は変わるが、今、どこの激安鯖を贔屓にしているかといえばヒューレット・パッカード ML110シリーズである。29800円でXeon付きってのは物凄く安いと思わないか?NECXeon付きとなると滅茶苦茶高くなる。


 今はXenで仮想サーバーを必要なだけ作って1台で色々運用できる時代になったのでIntel-VTに対応したマルチコアかつ大容量メモリのサーバーが個人ユースではなにかと便利なのである。


 なお、激安鯖に関する情報は
http://goo.gl/gfvtE
で随時更新中である。

*1:確か真の元祖はDELLの期間限定インターネット通販用だった覚えがある

*2:恐らく無理だろう